日本科学者会議山口支部ニュース 第205号(通算)(2025年1月15日)
つ う し ん
WEB版 2025-2-12

 

支部定期大会:議案と議事メモ
 2024 年12月15日(日)に遠隔方式で支部定期大会が開催されました。すでに、議案書は皆様の手元に届けていますが、当日の議事メモを付すと同時に議案書についても一部を修正加筆の上、再掲します。
支部会員参加活動報告
・02月26日:原発を作らせない会「使用済み核燃料の上関町誘致に反対することを求める決議」に賛同
・03月05日:つうしん203号
・03月23日:上関原発を建てさせない山口大集会(維新公園、800人参加)
・04月06日:原発をつくらせない山口県民の会総会・学習会(小郡ふれあいセンター 50人参加)
・05月03日:憲法を守る山口集会(山口市民会館小ホール、市民120人参加)
・05月21日:つうしん204号
・05月25日:JSA定期大会参加(松原会員)
・06月08日:JSA定期大会報告(松原会員)
・06月09日:JSA定期大会参加・報告(大和田会員)
・07月10日:原水禁平和行進案内
・12月02日:ゆきとどいた教育をすすめる会の県議会請願行動(増山会員)
・12月02日:上関町への使用済核燃料施設建設反対する県議会請願書提出(つくらせない会)
・12月15日:支部大会開催
2024年度の支部活動方針案
 様々な課題を抱えている中での活動であるが、これまでの支部活動を引き続いて、重視する課題としての原発問題、憲法9条および平和と民主主義、国民の生活・生存権にかかわる問題に加え、安全保障・基地問題、大学での軍事研究および教育研究のあり方に関する問題、侵略戦争と平和の課題、さらに新型コロナウイルス禍での教育研究問題を柱に据え、各会員の属する職場、地域、団体で科学者運動を展開する。また、学生などの若い世代が統一原理などの非科学に感化されないように注意する。
 山口支部の活動の柱を次のように設定する。
1)平和と民主主義を守るため憲法を守る課題、立憲民主主義の回復と戦争参加をもたらす「平和安全法制」の諸法の廃止の課題、および敵基地攻撃論などの新たな動向への反対等にとり組む
2)学問研究の自由と大学の自治を守る。科学技術の真の発展を阻害する大学や公的研究機関での軍事研究に反対する。さらに研究者が自主的に裁量できる予算増を求める。また大学法人化後の大学運営のガバナンスを巡る問題や研究者学生の処遇の変化や新型コロナウイルス対策の影響についても注視する
3)原発依存回帰に反対し、使用済核燃料中間貯蔵施設問題、高濃度放射性廃棄物の処分問題、核エネルギー問題および自然エネルギーの研究支援にとり組む
4)職場、地域、団体で科学者に要請される課題に積極的にとり組む
5)会員同士さらに非会員との交流を広め、連帯した運動により、専門を越えた学術の総合的発展をめざす
6)研究者の権利・地位の確立、若手研究者の処遇や学生など若者の成長の支援をめざす
 会員の高齢化や会員数の減少傾向が続く中、これまでの活動を集約し、将来に展望が開ける活動のあり方を模索し、新しいエネルギーを引き出して民主的科学者運動の継承発展を期する。
会計報告、予算案 (省略)
 次期幹事会役員構成
  代表幹事 増山、事務局長 大和田、会計幹事 笠野(暫定)、会計監査 吉村
  幹事 濱田、松富、松原、藤原、村上
 その他
  全国大会代議員候補 1:大和田、2:松原、3:増山、4:吉村
 会員の異動(大会当日に報告)
議事メモ JSA山口支部定期大会 議事内容
 日時:2024年12月15日(日)、10時〜11時
 Web参加者:9名
 委任状:12通

議事  定数確認:会員数32名、17名以上で大会成立、出席者+委任状= 21名、成立
 議長の選出:事務局長を選出
1.2023年度活動報告(日程は上述の通り)
 議長から資料(支部定期大会議案書)に基づいて報告があり、意見交換の後承認された。また、ここに記載した項目は、正規の支部活動年度(4月1日〜3月31日)ではなく、前年度の定期大会以降、今回の定期大会までに実施した内容を記載していることを周知することとした。また、次回の定期大会議案書にも注意書きを追記することとした。
 追加項目として、増山会員が座長を務める「ゆきとどいた教育を進める会」の請願を12月に県へ提出したとの報告があった。そのほか、会員が関わった活動について、大和田宛へ情報を連絡することとした。
2.2023年度会計報告
 会計幹事から資料に基づき決算報告があり、質疑の後、会計監査から資料に基づき監査結果(適正な支出で問題ない)が報告された。
3.2023年度会計決算・監査報告に対する裁決
 上記報告の後、裁決に移行し、一般会計と特別会計ともに全会一致で2023年度の会計決算が採択された。
4.2024年度活動方針
 議長から2024年度の活動予定について報告があり、以下の意見が交わされた。その後、意見を踏まえて活動案が承認された。

  • 上関原発の建設と中間保管施設の建設に関する昨今の動きには今後も注視し、声を上げ続けることが確認された。
  • 支部活動の一環として開催されたYU学舎の後継として、組合と共同で学習会を開催する。例えば、SNSを活用した選挙活動に関することや日本列島で起きている地殻変動と原発や放射性廃棄物の処理施設の問題など。
    5.2024年予算案
     上記に引き続き、会計幹事から予算案が提示され、Zoom分担金については他団体と協議の上、再検討することとした。また、2025年度会費請求からは、全て郵便振込で実施することとした。意見交換の後、この予算案が採択された。
    6.次年度の役員が資料に基づいて提案され、承認された。
    その他
      全国大会代議員候補 資料のとおり
    7.総括
     2023年度の情勢と2024年度の活動を踏まえ、出席者の間で意見が交わされ、支部活動をより活性化させることを確認した。また、「日本の科学者」の投稿規定に関する情報を支部会員に共有してほしいとの意見があり、幹事会で対応することとした。また、会費の長期滞納者に対しては、幹事会で対応することとした。

    以上

  • 編集後記
     編集人に代わり、事務局長が暫定的に編集しました
    JSA山口支部事務局
       〒753-8511 山口市吉田1677-1 山口大学教職員組合気付
      Tel 083-933-5034  Fax 083-921-0287  e-mail fuy-union(at)galaxy.ocn.ne.jp

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